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2007年10月07日

障子を作ってみよう(第一回)

障子を作ってみよう(第一回)

  実際には、この障子1枚で13プリムになるので、普通の家では使われることはないと思いますが、ものがどんな感じで作られるのか、その過程を写真付きで紹介したいと思います。また、わたしは初心者なので、間違ったことを書くかもしれません。もしなにか問題があればどうぞご指摘下さい。
  障子の種類は多く、大きさもまちまちなのですが、とりあえず、ここでは、荒間障子にします。自分としては吹寄せ障子とかが好きなのですが、ここではテクスチャではなく実際に作るので、部品数の少ない荒間にします。大きさも規格最大の、1890ミリ×940ミリにします。また、作業としては、細かくなるので、4倍にした大きさのものを作って、最後に縮小することにします。


障子を作ってみよう(第一回)

  最初にこんな感じで、概略の設計図を書いておきます。黒の鉛筆書きが原寸で、赤が4倍のサイズのものです。最初にこうして、こまかいサイズを割り出しておくと、あとの実際の作業が楽になります。こうした作業をしてわかったのですが、最初作ったとき、紙の厚さを拡大した大きさで指定できる最小の1センチに設定していたのですが、最後に縮小をかけたときに、全くできませんでした。どうやらSLの世界では1センチルールというのがあるみたいです。グリッドの設定でも1センチ(0.01メートル)以下の設定ができないので、オブジェクトの最小単位は1センチみたいです。ただし、表示としてはミリまで出ているので、今回みたく5ミリとか端数がでても縮小すれば、大体実現されるみたいです。ということで、今回は細い桟の幅を(現実世界の本物は8ミリですが)1センチにしています。

障子を作ってみよう(第一回)

  今回は、この四角いボックスタイプのオブジェクトのみ使用します。それも、最初の1個だけを新たに出現させて、あとはそれのコピーですべて作ります。オブジェクトを建造で出現させたら、グリッドを使用の横にあるオプションをクリックして、グリッド単位を最小の0.010にします。上にあるX、Y、Zの値に注目してください。ここでは、このオブジェクトのこのSIMにおける位置を表しています。

障子を作ってみよう(第一回)

  次に、上のほうのメニューから引伸ばすを選びます。そして、オブジェクトの青い四角いぽっちをクリックして上に引き伸ばします。ここでX、Y、Zの値を見ると、このオブジェクトの大きさに変化しているのがわかります。そこで、青色のぽっちを、Zの値が7560になるまで引き伸ばします。図にはマウスのカーソルが表示されていませんが、実際には、このときオブジェクトではなく、すぐそばの白いグリッドのところにカーソルを持ってきています。そうすると、最初に設定したグリッド単位のところでぴったりとあわせることができます。

障子を作ってみよう(第一回)

  引き伸ばした結果、このように、縦の長さ(Zの値)が7560ミリになりました。幅は50センチのままです。このように左のサイズのところと上のX、Y、Zの値が同じように表示されることを確認してください。

障子を作ってみよう(第一回)

  次に横幅を140にします。メニューは引伸ばすになっているので、そのまま、オブジェクトの四角い赤色のぽっちをクリックして上のXの値が140になるまで持ってきます。細かい場合四角いぽっちが選びにくいときがあります。そのときは、Alt+マウスを左クリックしたままマウスを前に動かすことで、拡大になるので、そうしてから選んでください。オブジェクトを作るとき、どうしても拡大や縮小を繰り返すことが多くなるので、自然にカメラの操作がうまくなります。カメラの回転はAlt+Ctrl+マウスを左クリックしたまま、マウスを前後に動かすことでできます。

障子を作ってみよう(第一回)

  同じく奥行きを、緑色のぽっちを選んでYの値が120になるまで縮めます。四角いぽっちの色と、X、Y、Zの色が同じなので、間違えずに行なえると思います。

障子を作ってみよう(第一回)

  これで、障子の一番左端の棒ができました。すべてこれをもとにあとの部品を作っていきます。

障子を作ってみよう(第一回)

  次が、前回にも書いたように、すぐとなりにくっついてコピーされる方法を行ないます。メニューを位置にします。そして、コピーされるものを指示します。そして、上のメニューで作成を選びます。そのとき、選択内容をコピーにチェックを入れます。コピーを中心にするもチェックを入れます。こうしてコピーされたものを出現させたい面を選んで、そこにボアボアになってるマウスの作成カーソルを合わせてクリックします。これでその面にくっついて、同じ大きさのものが出現します。ctrl+D では斜めにコピーされてしまうので、合わせるのが面倒になります。

障子を作ってみよう(第一回)

  このように、元のものと全く同じ大きさのものがくっついてできます。指示されたものが黄色く表示されますが、この時点では、まだもとのオブジェクトを指示しています。

障子を作ってみよう(第一回)

  で、あたらしいオブジェクトを指示します。サイズは前と全く同じままです。

障子を作ってみよう(第一回)

  これは外枠の上の部分にしたいので、引伸ばすを選んで、青色のぽっちをクリックして上に縮めて行きます。

障子を作ってみよう(第一回)

  最初の棒でやったのと同じようにして、160になるまで縮めます。

障子を作ってみよう(第一回)

  こんな感じで縮まりました。サイズも合っていますね。

障子を作ってみよう(第一回)

  次は、横に伸ばしていきます。もう、だいぶ慣れたと思います。赤色を3480にあわせます。

障子を作ってみよう(第一回)

  はじめて、2つのオブジェクトがくっついてできました。SLの世界では、RLと違って接着剤がいらないので、仕上がりがきれいに出来ます^^ 木工工作をやったことがあるひとなら分かると思いますが、こうした四角いものをくっつけるというのは結構大変なのです。ボンドがかたまるまで押さえなくてはならなかったり、四角いものだとすぐに斜めにゆがんだりするので、結構苦労するのです。それが、SLの世界では、このとおり宙に浮いたまま、ぴったりとくっつけることができます。

障子を作ってみよう(第一回)

  次は外枠の下の部分を作ります。同じように左の縦棒をコピーして作ります。縦棒を指示します。

障子を作ってみよう(第一回)

  メニューは位置の部分に合わせます。さっきと同じようにして縦棒のすぐとなりに同じものを出現させます。そして、新しく出来たものを指示します。

障子を作ってみよう(第一回)

  引伸ばすを選びます。

障子を作ってみよう(第一回)

  今度は青色のぽっちを下のほうに縮めていきます。

障子を作ってみよう(第一回)

  青色のZの値を360にします。

障子を作ってみよう(第一回)

  サイズを確認してください。

障子を作ってみよう(第一回)

  拡大するとこんな感じになります。こういうのを見ると、本当に木工工作をやっている感じになります。

障子を作ってみよう(第一回)

  同じようにして、横の長さを3480まで伸ばします。

障子を作ってみよう(第一回)

  これで3つの枠がくっついてできました。隣接コピーを使っているので、位置あわせは全く必要ありません。SLで、ものを作ったことがある人なら分かると思いますが、3Dにおける位置あわせというのはすごく苦労します。それに習熟するというのも必要なのですが、今回は、こうして最初に正確な数字を出しておけば、まったく位置合わせすることなくぴったりとくっついたものが出来るというのをやってみたいと思います。最初なので少し詳しく説明しすぎましたが、大体の手順はわかっていただけたと思います。全3回ぐらいで説明するつもりですのでよろしくお願いします。



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Posted by ねこねこ at 20:50│Comments(0)ものづくり
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