2007年12月04日
アバターの身長とオブジェクトのサイズについて

ちゃんと書かれていないみたいなので、調べてみました。左側がオブジェクトを建造するときの目盛りをもとに作ったアナログ身長計。右側の宙に浮いてるボールがスクリプトによるデジタル身長計。アバターの身長を測る関数は llGetAgentSize() なので、それをもとにボールに仕込んでいます。
アバターはおなじみの最初の標準的な女の人と男の人で試しました。アナログの身長計は、メートル単位で色が変わり、1目盛りは10センチになります。
default {
touch_start(integer num_detected) {
vector size = llGetAgentSize(llDetectedKey(0));
llSay(0, "Height:" + (string)size.z + "m");
}
}

まず、標準的な女アバの場合。デフォルトの高さは65パーセントで、アナログだと202センチぐらい。デジタルでは約184センチ。

次に高さを0パーセントにして一番小さいサイズにします。アナログで168センチ。デジタルで151センチ。

100パーセント、一番高くした場合。アナログで220、デジタルで203センチ。

以下、同じように標準的な男アバでデフォルトの高さ、一番低くした時、一番高くしたときと測りました。
標準の男のデフォルトサイズ。アナログ220、デジタル201センチ。

一番小サイズ。アナログ179、デジタル159センチ。

一番高い男の人の場合。アナログ231、デジタル211センチになります。
勿論、アナログの場合、アバが動いたりして正確には測りづらいのですが、大体の感じはつかめます。どうやら20センチぐらいは誤差がありそうです。
最初SLを作った時、たとえば標準的な男の人の身長を2メートルにしようと決め、その後オブジェクトを作れるように設計した時、そのものさしの設定がアバの設定と違ってきたのかもしれません。
RLでも呉服関係では、くじら尺を使用したり、大工さんが曲尺(かねじゃく)を使用したりして、必ずしもメートル法に従っているわけではなかったりします。同じようにアバを測るものさしとオブジェクトを測るものさしが違ってもかまわないのですが、同じメートル単位だとまぎらわしくなります。
いずれにせよ、建具を作ったり建築設計するひとにとっては、アバのサイズはオブジェクトのものさしで測ったものでないといけないと思います。
一応確認できるように、わたしの店にもデジタルのボールをアナログの身長計のとなりにしばらく置いておきますので、興味のあるかたはお試しください。ねこねこ屋
なお、無料の目盛りつきボードも置いときますので、ご自由にお持ち帰りください。

Posted by ねこねこ at 22:09│Comments(0)
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